少食で人生が変わった話・変わる7つの理由

今回は、私の人生において、何度も大きな変化のきっかけとなってきた「少食」について、その体験と変化の理由を深掘りしていきたいと思います。

私は20歳、25歳、30歳と、約5年周期で自分の人生に大きな転機を迎えてきました。振り返ってみると、これらの重要な時期にはいつも「少食」という共通点がありました。ヨーロッパ留学中の20歳の時、尊敬する経営者の影響を受けた25歳の時、瞑想の訓練のための30歳の時、それぞれ異なる理由と形で少食を実践し、その結果、私の人生は劇的に変わっていきました。

この記事では、少食が私の人生にどのような影響を与えたのか、具体的な経験を交えながら、その理由を詳しく解説していきます。20歳での英語力の飛躍的な向上、25歳での経済的自立、そして30歳での精神的な成長と克服、これらすべてが少食を通じて得られたものです。

私は少食にするたびに人生が3回変わってる

私は20歳、25歳、30歳と大体5年周期で大きく人生が変わっています。

思い返すとその全てのタイミングで少食を実行しています。

20歳の時はヨーロッパに留学しているときで周りのヨーロッパ人や尊敬する日本人の影響を受け、ベジタリアンをしてました。

25歳のときには、尊敬する経営者の影響を受けて1日1食にしていた。

30歳のときには瞑想の訓練のために少食をしていた。この記事ではどのように人生が変わったのか、一切の嘘偽りなく詳しく説明していきます。

20歳：少食で英語を話せるようになった（ベジタリアン）

20歳の時、私が初めて少食を実践したのは、意識的な選択というよりも周りの環境に影響された結果でした。その頃、私はヨーロッパで留学していて、多くのヨーロッパ人留学生や友人がベジタリアンでした。彼らのライフスタイルや食習慣に触れる中で、尊敬する有名な日本人もベジタリアンだったことを知り、彼らを真似て私もベジタリアンになることにしました。ベジタリアンになると、自然と食欲が抑えられ、無意識のうちに少食になっていったんです。

留学する前の私は、いわゆる過食気味で、1日3食きっちり食べ、ラーメン、ファストフード、うどんなど好きなものを好きなだけ食べる生活をしていました。その結果、常に頭がぼーっとしており、学業成績も芳しくなく、特に英語の学習には苦労していました。TOEICのスコアも400点レベルに留まっていたんです。

しかし、ヨーロッパでベジタリアンになってから、私の体と心には大きな変化が訪れました。食生活が変わると、驚くほど頭が冴え、集中力が増しました。以前は難しいと感じていた英語の勉強も、すらすらと進むようになり、留学期間中に英語の能力が飛躍的に向上したのです。帰国時には、わずか1年でTOEICのスコアを900点レベルにまで引き上げることができ、日常会話レベルの英会話も自然にこなせるようになりました。これは、以前の私には想像もつかないほどの成長で、少食がもたらしたポジティブな変化の一例です。この経験から、食生活が身体や心、そして学習能力に与える影響の大きさを実感しました。

25歳：少食で年収数千万円を達成した（1日一食）

25歳の時、私の人生に再び大きな転機が訪れました。留学中、多くの外国人がフリーランスとして活躍しているのを目の当たりにし、私も将来はフリーランスになると心に決めていました。そのため、大学4年生の時に周りが就職活動に忙しい中、私は一切就活をせず、自分で何かビジネスを始める方法を模索していました。しかし、大学生活の中で簡単にビジネスアイデアが見つかるわけでもなく、毎日SNSやYouTubeを駆使して情報を探し続けていました。

そんな中、私が出会ったのが「ブログで稼ぐ」というアイデアでした。当時はブログが全盛期で、「ブログを始めて3ヶ月で月100万円稼ぎました」という話をよく耳にしました。これに刺激を受け、私もブログでの収入を目指すことに決めたのです。しかし、大学生でお金がない中でブログを始めるためには、ドメイン代やサーバー代などの初期投資が必要でした。そこで私は徹底的に節約することを決意し、「1日1食、実家でのみ食事をする」というルールを設けました。最初はお腹が空いて辛い日々でしたが、慣れてくると驚くほど集中力が上がり、ブログで稼ぐためのアイデアが次々と浮かぶようになりました。

その結果、大学卒業時には月に50万円を稼ぐことができ、フリーランスとして独立する夢を実現することができました。その後の収益は右肩上がりで、年収数千万円にまで到達しました。具体的な金額は伏せますが、大学生時代の私には想像もできない額で、この成功は節約と集中力、そしてブログへの情熱の賜物でした。少食がもたらした経済的自立と精神的な集中力の向上は、私の人生を大きく変えたのです。

30歳：少食でうつ病を克服し、精神的レベルが上がった（修行）

30歳の時、私はすでに年収数千万円を稼いでいましたが、実は10代の頃から精神的な問題に苦しんでいました。多くの人が考える通りの幸せとは異なり、うつ病やパニック障害に近い状態でした。年収が高くても、常にお金がなくなるかもしれないという恐怖と不安に苛まれ、精神的に非常に不安定でした。さらに、無計画な浪費や投資で資産の大半を失ったことで、人生で最も低い精神状態に陥りました。死にたいとは思わなかったものの、将来への不安に押しつぶされそうになり、毎日ただ部屋で寝て過ごす日々を送っていました。

この時、精神を立て直すためにタイに行きました。タイでは当時、大麻が合法化されていたので、それを利用して精神的な問題を解決できるのではないかと考えました。タイでの滞在中、最初の2ヶ月は朝から晩までずっと大麻を吸い続けていましたが、途中から「精神的なレベルを上げる」という目標を掲げて、生活を大きく変えました。瞑想、1日1食の少食生活、禁欲、ストレッチ、筋弛緩法などを取り入れ、修行僧のような生活を送り始めたのです。これらの実践により、物の見方や自分の考え方、過去の出来事の捉え方、音楽の聞こえ方など、すべてが変わり始めました。驚くべきことに、うつ的な症状はほぼ消え、長年の暗闇から抜け出せたような気持ちになりました。

今では、大学生の時に起業した時のような気持ちで、全力で仕事に取り組んでいます。金銭的な目標はもちろんありますが、それ以上に「社会を良くする」「日本人を救う」という目標を持って仕事に励んでいます。一部の人は、この変化が大麻によるものだと考えるかもしれませんが、私は1日1食の少食生活が大きな要因だと考えています。現在は大麻を一切使用していませんが、精神的な安定は続いています。少食を軸にした生活が、禁欲やモチベーションを維持する助けになっているのです。

なぜ少食で人生が変わる？

自分を信じられるようになることの重要性

少食にすることで、自分を信じられるようになるのは、人生を変える重要な要素です。多くの人にとって、食欲をコントロールするのは非常に難しい課題です。少食のメリットを理解していても、お腹が空けばつい食べてしまうのが一般的な反応です。しかし、この自然な欲求を抑えて少食を続けることができる人は、通常の思考や肉体の限界を超えた、まさに超人的な能力を持っていると言えます。

この能力は、単に食欲をコントロールするだけではなく、より深い意味で自分自身を信じる力へと繋がります。少食を通じて培われる自己制御力は、自分の思考や感情、肉体的な欲求に振り回されることなく、意志の力で決定を下すことができるようになります。これは、日常生活のさまざまな場面で自信を持って行動する基盤となります。

たとえば、仕事や私生活で困難な状況に直面したとき、多くの人は不安や恐れに駆られることがあります。しかし、少食を通じて自己制御力を高めた人は、これらの困難な状況に直面しても、冷静にそして自信を持って対処することができるようになります。自分の判断を信じ、どんな障害も乗り越えられるという確固たる信念があれば、人生のあらゆる局面でより良い結果を引き出すことができるのです。

精神の安定と人生への影響

少食にすることが人生を変える要因の一つとして、精神が安定する点が挙げられます。人間の精神安定度は、内臓や体の状態に大きく影響されます。例えば、内臓が不調だったり、体が緊張していたりすると、それがストレスや不安感に直結し、精神的な不安定さを引き起こすことがあります。特に、過食による内臓への過剰な負担は、精神的な不調を引き起こす大きな要因となります。

一方で、少食にすると、内臓への負担が軽減され、体がリラックスしやすくなります。お腹が軽く、食べ物による消化のストレスが少ないため、深い呼吸が容易になり、体が自然とリラックス状態に入るのです。リラックスすることで、自然と精神も落ち着きを取り戻します。このように、体のリラックス状態が精神的な安定に直接繋がるのです。

この精神的な安定は、日常生活において極めて重要な役割を果たします。精神が安定していると、ストレスに対する耐性が高まり、困難な状況に直面しても冷静に対処することができます。また、精神的に安定していると、より明確な判断ができ、生産的な思考が可能になります。これにより、仕事やプライベートなど、人生のあらゆる面で良い結果を生み出すことができるようになるのです。

無駄な思考の減少と人生への影響

少食によって無駄な思考が減ることは、人生を大きく変える要因の一つです。私たちの思考の多くは、さまざまな形の欲望に根ざしています。これらの欲望は、しばしば無駄な思考や雑念を生み出し、私たちの心を乱し、集中力を低下させます。しかし、少食にすることで、これらの根本的な欲望が減少し、それに伴い無駄な思考も自然と減るのです。

この無駄な思考の減少は、私たちの日常生活において非常に重要な意味を持ちます。まず、無駄な思考が減ることで、私たちの心はよりクリアになり、集中力が高まります。これにより、仕事や勉強、趣味など、あらゆる活動において効率が向上し、より多くのことを成し遂げることが可能になります。

さらに、無駄な思考が減ることで、私たちは自分自身の内面とより深く向き合うことができるようになります。雑念が減ると、自分の本当の感情や考えに気づきやすくなり、自己理解が深まります。この自己理解の深化は、自己成長に欠かせない要素であり、より充実した人生を送るための土台となります。

また、無駄な思考が減ることで、ストレスや不安が軽減されます。日々の生活において、雑念に振り回されることが少なくなるため、心の平穏を保ちやすくなります。心が穏やかになることで、人間関係や日常の判断においても、より冷静で賢明な対応が可能になるのです。

Takeの減少と人生への影響

私たちの生活はGive & Takeの原則に基づいています。多くを消費する行為、特に食べ物に関して言えば、多くの動植物やそれらを育てる農家の方々への依存を意味します。この消費は、ある意味で世界から「Take」する行為です。しかし、Takeの量が増えれば増えるほど、実は私たちは本当に必要とするもの、本当に望むものを手に入れにくくなります。これは、過剰な消費がもたらす心理的および物質的な負担によるものです。

一方で、少食にすることによって、私たちのTakeの量を減らすことができます。これは、私たちが世界に対して与える影響を意識的に減らし、バランスを取る行為です。Takeが減少すると、私たちは自然と世界からのGive、つまり与えられるものをより多く受け取ることができるようになります。

このGiveは物質的なものだけではありません。精神的な満足感、心の平和、そして自然や他者との調和といった形で現れます。少食によって物質的な欲求を抑えることで、私たちはより重要なもの、例えば心の充足感や人間関係の深化など、より深いレベルでの充実を経験することができます。

おわりに

私の「少食で人生が変わった話・変わる理由」という旅を一緒に歩んでいただき、ありがとうございました。20歳での留学体験、25歳での経済的自立、そして30歳での精神的な成長。これらすべてが、少食という一つの変化を通じて達成されました。

この記事を通して、少食が単なるダイエット法や健康維持の手段を超え、私たちの人生に深い影響を及ぼす可能性があることをお伝えしたかったのです。自分を信じる力、精神の安定、集中力の向上、無駄な思考の減少、そして世界との調和。これらはすべて、食生活の見直しによって手に入れることができるものです。

もちろん、少食がすべての人にとって正しい答えとは限りません。しかし、私の経験が示すように、生活の中で意識的な選択を行うことは、予想もしなかったポジティブな変化をもたらすことがあります。皆さんも、自分自身に合った方法で少食を試してみることをお勧めします。

最後に、私の体験が、少食の可能性を考え、より豊かな人生を送る一助となれば幸いです。人生は選択の連続です。小さな一歩が、大きな変化を生むことを忘れないでください。

読んでいただき、ありがとうございました。