マルチ商法・マルチビジネスをやってる人の特徴12選

マルチ商法やマルチビジネスについて耳にしたことがある方は多いでしょう。一見すると魅力的に見えるこれらのビジネスモデルですが、参加している人々の特徴を知ることは、自らが無意識のうちに誘いに乗ってしまうのを防ぐためにも、非常に重要です。この記事では、マルチビジネスを行っている人たちが共通して持つ特徴に焦点を当て、その背後にある心理や行動パターンを探っていきます。

マルチビジネスの世界は、外から見ると輝かしく見えることもありますが、実際には多くの落とし穴が潜んでいます。参加者たちは、豊かさや自由を手に入れるための近道としてこれらのビジネスモデルに魅了されがちですが、実際には成功する人はごくわずか。多くの人が時間とお金を失い、時には大切な人間関係まで損なうことになります。

では、なぜ人々はマルチビジネスに引き寄せられ、そしてどのような特徴を持つ人が多いのでしょうか？また、彼らが共有する考え方や行動パターンにはどのようなものがあるのでしょうか？この記事を通じて、マルチビジネスを取り巻く環境と、そこで活動する人々のリアルな姿を深く掘り下げていきます。

マルチ商法・マルチビジネスをやってる人の特徴12選

いきなり食事や飲みに誘ってくる

さて、私たちの日常では、友人や知人から食事や飲みに誘われることがありますよね。これは社会生活の一部であり、楽しい時間を過ごす良い機会です。しかし、中にはマルチ商法やマルチビジネスを背景に持つ人たちから、急に連絡が来て食事や飲み会に誘われるケースが存在します。ここでは、そんないきなりのお誘いがなぜ問題視されるのか、どういった点に注意すれば良いのかについてお話ししましょう。

まず、マルチ商法を行っている人の特徴として、突然、久しぶりの友人や、ほとんど親しくない人から食事や飲みに誘われることがあります。普通に考えれば、あまり親しくない間柄からの急なお誘いは少し奇妙に感じるかもしれません。実際、このような行動には裏があることが多いです。彼らの目的は、あなたをリラックスさせた状態でビジネスの話を持ちかけ、興味を引かせることにあります。

具体例を挙げましょう。学生時代にあまり話したことのない同級生から、突然「久しぶりに会わない？」とメッセージが来たとします。会ったら、初めは懐かしい話で盛り上がるかもしれませんが、徐々に彼らの本題、つまりマルチビジネスへの勧誘に話が移っていくのです。ここで注意したいのは、彼らは非常に巧みに話を進めるため、気づいたときには勧誘の話を真剣に聞いてしまっていることもあるという点です。

では、このような状況をどう防げば良いのでしょうか。最も重要なのは、急なお誘いには慎重になることです。特に、過去にあまり交流がなかった人からのお誘いは要注意。また、食事や飲み会の席でビジネスの話が出たら、それがどのようなものであれ、一度立ち止まって考える時間を持つことが大切です。即座に反応せず、自宅に戻ってから冷静に情報を整理し、必要であれば信頼できる友人や家族に相談するのが良いでしょう。

Facebookでいきなり連絡してくる

みなさん、Facebookで友人や知り合いから突然メッセージが届いた経験はありますか？SNSは日々のコミュニケーションに欠かせないツールですが、この便利なツールが、マルチ商法やマルチビジネスを行っている人たちによって使われることがあるのです。

特に、リアルであまり交流がない人からのFacebookを通じた急な連絡は、注意が必要です。普通に考えれば、直接の繋がりが薄い人からの連絡は少し不自然に感じますよね。そのような場合、背後にはあなたを何かのビジネスに誘い込みたいという意図が隠されている可能性が高いです。

例えば、学生時代のクラスメートや、過去に一度だけ会ったことがあるような人から、「久しぶり！最近どうしてる？」といった形で連絡が来たとします。初めはただの懐かしい再会のように思えますが、会話が進むにつれて、「最近始めたビジネスがあるんだけど、一緒にやらない？」などという話になることが少なくありません。こうしたケースでは、「今度飲みに行かない？」という誘いが、ビジネスへの勧誘につながっていく典型的なパターンです。

このように、SNSでの突然の連絡がマルチビジネスへの誘いであることを見抜くには、連絡の内容やその人との関係性をよく考えることが大切です。普段からほとんど交流のない人からの連絡や、会話の中で急にビジネスの話が出てくる場合は、特に慎重になるべきでしょう。

謎のすごい先輩に合わせようとしてくる

みなさん、マルチ商法やマルチビジネスを行っている人たちから、「すごい成功を収めている先輩がいるから、一度会ってみない？」というお誘いを受けたことはありませんか？この手の話は、一見すると魅力的に聞こえるかもしれません。でも、ここでちょっと立ち止まって、その背景にある意図を考えてみましょう。

「すごい先輩」という存在は、実はマルチ商法やマルチビジネスにおいて、非常に重要な役割を担っています。彼らは、自分がどれだけ成功しているか、どんな豪華な生活を送っているかを見せつけることで、新しく参加しようと考えている人々に対して、強烈な印象を与えるのです。この戦略の狙いは明らかです。「もしあなたがこのビジネスに参加すれば、あなたもこうなれる」という夢を見せることによって、参加を促すわけです。

では、なぜ人々はこのような話に引き寄せられるのでしょうか？それは、人間が権威ある人物からの情報を特に信頼しやすいという心理的特性に基づいています。成功しているとされる人物の言葉は、自然と説得力を持ち、人々の意思決定に大きな影響を与えるのです。さらに、この「すごい先輩」が自らの口から直接、参加者の疑問や不安に答えることで、その信頼性をさらに高めることが可能になります。

しかし、ここで注意が必要なのは、これらの成功体験が必ずしもあなたに当てはまるとは限らないということです。成功した一人や数人の例を見て、「だからこのビジネスは絶対に成功する」と結論づけるのは非常に危険です。実際には、成功する人はごく一部であり、多くの人が期待するような成果を得られずに苦しんでいるのが現実です。

実際はお金がないのにSNSはブランド物の写真ばっかり

今日、私たちの日常に深く根ざしたSNS。そこでは、人々が自分の生活の一片を切り取って、世界中の誰とでも共有できます。特にインスタグラムは、そのビジュアル重視の特性上、華やかなライフスタイルや高価なブランド物を前面に出す場となりがちです。ですが、マルチビジネスを行っている人たちのアカウントを見ると、その投稿内容が実生活とは異なることがしばしばあります。彼らは、実際にはそこまでの収入がないにも関わらず、ブランド物や豪華な旅行の写真を頻繁にアップロードしています。

この行為の背景には、明確な意図があります。それは、自分がそのビジネスで大成功を収めているかのような印象を与えることで、他人をそのビジネスモデルに引き込むことです。彼らは、「このビジネスに参加すれば、あなたもこんな素晴らしい生活が送れるようになる」というメッセージを、SNSを通じて潜在的な参加者に発信しています。このような行為は、社会的証明として機能し、見ている人々に対して、そのビジネスが成功している証拠として受け取られます。

しかし、ここで一つ問題があります。SNS上で見せる生活と実際の生活が大きく異なる場合が多いということです。例えば、高級車の前でポーズを取る写真や、高価なレストランでの食事の写真など、これらがすべて借り物や一時的なものであることも少なくありません。そのような生活を維持するための実際の収入が伴っていない場合が多く、見た目の華やかさに惑わされてはいけません。

重要なのは、SNS上で見ることができる情報は、あくまでその人が見せたい部分だけであるということを理解することです。本当にそのビジネスで成功しているのかどうかを判断するには、表面的な情報だけでなく、そのビジネスモデル自体の信頼性や、長期的に安定した収入を得られる仕組みが存在するのかどうかを冷静に分析する必要があります。

インスタグラムに謎の集合写真がたくさん

インスタグラムを眺めていると、時々目にする華やかな集合写真。これらの写真には、楽しげなパーティーやセミナーの様子が映し出されていますが、実はこれらがマルチ商法を行っている人たちによる集客活動の一環であることをご存知でしょうか。そう、一見するとただの楽しい集まりに見えるこれらの写真には、深い意図が隠されているのです。

マルチ商法を行っている人たちは、従来の宣伝手法に頼ることなく、ソーシャルメディアを活用して自らの活動をアピールします。その中でも、インスタグラムはそのビジュアル性の高さから、特に重宝されているプラットフォームです。セミナーやミーティング、ホームパーティーなど、彼らが定期的に開催するイベントの様子を撮影し、それをアップすることで、外部に対して活発なコミュニティの存在をアピールします。

このようにしてアップされた写真の中では、しばしば成功しているとされる人物が登場します。彼らは、マルチ商法によって得たとされる豊かな生活や、成功の喜びを分かち合っているかのように見せかけます。これらの写真が持つメッセージは明確です。「ここに参加すれば、あなたも成功し、幸せな生活を手に入れることができる」という夢を見せるのです。

しかしこの「夢」には、裏があります。多くの場合、これらのイベントは新たな参加者を勧誘するためのものであり、実際には参加した多くの人が期待するような結果を得ることはありません。それにもかかわらず、インスタグラム上の写真は、参加者に対して所属感や仲間意識を感じさせることで、潜在的な参加者の心を惹きつけます。人間は社会的な生き物であり、自分が属するグループの中で安心感や充足感を得たいという強い欲求を持っています。マルチ商法を行っている人たちは、この心理を巧みに利用しています。

謎のセミナーをよく開いてるor参加している

みなさんは、友人や知人から「とても役に立つセミナーがあるから、一緒に行かない？」という誘いを受けたことはありませんか？このようなセミナーは、表面上は自己啓発やビジネススキル向上を謳っていることが多いですが、その裏ではマルチ商法やマルチビジネスの勧誘が行われている場合があります。今回は、そんな謎のセミナーについて、どのようなものなのか、そしてその目的についてお話ししましょう。

マルチビジネスを行っている人たちは、新規参加者を勧誘するために、定期的にセミナーを開催したり、参加したりしています。これらのセミナーは、一見すると非常に魅力的に見え、成功への近道のように感じるかもしれません。しかし、その多くは、参加者をそのビジネスモデルに引き込むための手段として利用されています。

例えば、ある日、SNSで昔の友人から「最近、あるセミナーに参加してみて、人生が変わったんだ」というメッセージが届くかもしれません。その友人は、セミナーで学んだことがどれほど素晴らしいかを熱心に語り、あなたにもぜひ参加を勧めてくるでしょう。この時点で、セミナーの内容が明確にされていないことや、具体的な学びがどのように人生を変えたのかについて詳しく語られない場合、警戒が必要です。

セミナーの実態は、マルチビジネスに関するものである可能性が高く、その場でビジネスへの参加を促す強いプレッシャーを感じることになるかもしれません。また、これらのセミナーは、参加者同士のネットワークを広げることも目的としており、一見すると有益な交流の場のように感じられますが、最終的にはビジネスへの勧誘が目的であることを忘れてはなりません。

一緒にビジネスやろうと言ってくる

みなさん、友人や知人から「一緒にビジネスをしよう」という誘いを受けたことはありますか？このような話は一見すると魅力的に聞こえるかもしれませんが、その実態はマルチビジネスであることが少なくありません。今回は、そうした誘いがどうして問題なのか、そしてどのような点に注意すべきかについてお話しします。

まず、マルチビジネスを行っている人たちは、新しい参加者を勧誘するために、「一緒にビジネスをやろう」という言葉をよく使います。しかし、彼らが言う「ビジネス」とは、一般的な意味での価値提供を伴う健全なビジネスモデルではなく、ネズミ講に近い性質のものです。つまり、実際には商品やサービスの価値を提供し対価を得るというよりも、新たな参加者を勧誘することで利益を得るシステムを指しています。

こうしたビジネスモデルの問題点は、持続可能性が低く、多くの場合、下にいる人間が損をする構造になっていることです。また、実際にはビジネス経験がない人が大半であるため、彼らが語る「成功」の話は、しばしば実現不可能な夢物語に過ぎません。

たとえば、ある日突然、学生時代の友人から連絡が来て「最近、面白いビジネスを始めたんだ。君も一緒にやらない？」と提案されるかもしれません。この時、その友人はビジネスの具体的な内容について曖昧にしか語らず、どちらかというと、参加することで得られる「未来の成功」に焦点を当てて話を進めるでしょう。しかし、このような話の多くは、実際には具体的なビジネスプランや、成功への明確な道筋が欠けていることがほとんどです。

このような状況になった時、重要なのは冷静になって、提案されたビジネスの実態をしっかりと確認することです。また、ビジネスを始めるにあたっては、その業界の知識や経験、そして実際にビジネスとして成り立つかどうかの検証が必要になります。もし、提案されたビジネスがマルチビジネスであることが分かった場合は、参加を避けるのが賢明です。

不労所得について語る

不労所得についての話題は、多くの人々を惹きつけます。誰もが努力せずに収入を得られるというアイデアに魅了されるのは自然なことかもしれません。しかし、マルチビジネスを行っている人々がよく語るこの不労所得には、実際には多くの誤解と隠されたリスクが存在します。

マルチビジネスにおいては、確かに一部の人々が不労所得に近い形態で収入を得ているケースもあります。これは主に、ビジネスモデルの頂点に位置するごく少数の人々に限られています。彼らは、多数の参加者を勧誘し、その参加者たちがさらに他の人を勧誘することによって、自身の収入を増やすことができます。しかし、このようなシステムはネズミ講に近く、ビジネスモデルの持続可能性に深刻な問題をはらんでいます。

実際、このビジネスモデルに後から参入した大半の人々は、収益を上げるどころか、むしろ多額の損失を被ることになります。彼らは高価な商品を買わされたり、参加費用を支払わされたりする一方で、約束されたような収入は得られず、最終的には友人や社会的信用を失うリスクに直面します。

にもかかわらず、マルチビジネスを行っている人々は、しばしば不労所得の夢を語ります。彼らは、自らが信じているかのように、または他者を誘い込むために、このような収入が簡単に得られると説明します。この誘い文句は、特に経済的に困難な状況にある人々や、短期間で大きな利益を望む人々を引きつけることがあります。

しかし、不労所得を求める過程で重要なのは、その提案が現実的かどうかを冷静に評価することです。本当に持続可能なビジネスモデルであるか、自分が提供する価値と得られる収入のバランスが妥当であるかを見極めることが重要です。

ホームパーティに誘ってくる

日本の文化において、ホームパーティを開催する習慣は一般的ではありませんが、マルチビジネスを行っている人たちの間ではよく見られる行動です。これは、彼らが華やかな雰囲気を演出し、新たな参加者を勧誘するための一つの手法として用いられています。では、どのような点に注意すべきか、その実態に迫ってみましょう。

マルチビジネスを行っている人たちは、親しみやすい雰囲気の中で商品を紹介したり、ビジネスモデルについて語ったりする機会として、ホームパーティを利用します。表向きは友達を招いての楽しい集まりとされますが、その実態は商品の宣伝やビジネスへの勧誘が目的です。参加者はリラックスした状態であるため、勧誘に対して受け入れやすくなってしまう傾向があります。

例えば、ある日突然、以前から軽く知っている人から「週末に自宅でホームパーティをするから、ぜひ来てほしい」と連絡が来たとします。彼らは、パーティの詳細についてはあまり語らず、多くの人が集まる楽しいイベントになると強調します。しかし、実際に参加してみると、パーティの大部分が特定の商品の紹介や、マルチビジネスのビジネスモデルの説明に充てられていることがわかります。

このようなホームパーティでは、主催者はしばしば、参加者に対して自分たちのビジネスに興味を持ってもらおうと、積極的に話を進めます。参加者がリラックスしている状態を利用して、商品の購入やビジネス参加への同意を求めることがあります。しかし、こうした場では、冷静な判断が難しくなるため、後で後悔することになるリスクがあります。

ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん　貧乏父さん』が大好き

マルチビジネスを行っている人たちの中には、ロバート・キヨサキの著書『金持ち父さん 貧乏父さん』を非常に高く評価し、その教えを信奉している人が少なくありません。この本は、不労所得の重要性や資産を築くための知識を分かりやすく説明しており、世界中で多くの読者に影響を与えています。しかし、マルチビジネスをしている人々がこの本をどのように捉え、どのような行動に移しているのかを見てみましょう。

まず、この本が説く不労所得の概念は、多くのマルチビジネスを行っている人たちにとって、自分たちのビジネスモデルに完全に合致していると感じられます。彼らは、この本を読むことで、少ない労力で大きな収入を得る方法が存在すると確信し、それを実現する手段としてマルチビジネスに身を投じています。しかしながら、彼らが見落としているのは、キヨサキが強調している「価値提供」という重要な概念です。

キヨサキは、不労所得を得るためには、まず社会に価値を提供することが必要だと述べています。しかし、マルチビジネスを行っている人たちは、しばしばこの「価値提供」の部分を軽視し、どうすれば楽にお金を稼げるかだけに焦点を当てています。このような考え方は、結局、持続可能なビジネスモデルの構築や、長期的な財産形成とは程遠いものとなりがちです。

例えば、あるマルチビジネスを行っている人が、友人や知人を自宅に招き、『金持ち父さん 貧乏父さん』の教えを説明するミーティングを開催することがあります。この時、彼らは本の内容を自分たちのビジネスモデルに都合よく解釈し、参加者にマルチビジネスへの参加を強く勧めます。しかし、そのプレゼンテーションの中で、実際に社会にどのような価値を提供しているのかについては、ほとんど触れられることがありません。